看護師は患者さんの思わぬ言葉がプレッシャーになる

看護師は患者さんの思わぬ言葉がプレッシャーになる
担当した患者さんの態度やちょっとした言葉が、看護師に対してのプレッシャーになってしまうことは珍しくないです。
たとえ一人前の看護師だとしても、人間ですからプレッシャーを受けないわけではありません。
ましてやまだ看護経験の乏しい新米の看護師だったら、患者さんの態度やちょっとした言葉にナーバスになってしまうことがあります。
たとえば採血で注射をしなければいけない時、血管のことであれこれと患者さんから話しかけられると看護師はプレッシャーに感じてしまうことが多いです。
それは「血管が細くて見つかりにくい」という言葉はもちろんのこと「血管が太くてわかりやすい」という言葉もプレッシャーになります。
前者にしても後者にしてもそれぞれ看護師に対して「失敗しないでね」と念押ししているような言葉です。採血の時に看護師は患者さんから言葉をかけられようとかけられまいと失敗しないよう注射しようとしているので、そこにわざわざ何か言葉をかけられてしまうと動揺を誘うプレッシャーにしかなりません。
それで本当に失敗してしまって余計に混乱を誘う、そんな悪循環に陥りかねないのです。
ベテラン看護師になればなるほど少々のことでは動じなくなりますから、経験によってある程度は克服できるのかもしれません。
ただそれでも患者さんとは人対人の関係ですので、何か言葉をかけられたら多少なりとも動揺するのが普通です。
看護師はそんな思わぬプレッシャーとも、日々向き合わないといけないのです。